2010年2月25日木曜日

英国の文化都市、4候補まで絞り込み

英国が2013年に文化都市の第一号を指定するのに伴い、最終選考に残った4都市が発表されました。独立した審査パネルによって選ばれたのはバーミンガムとデリー、ノルウィッチ、シェフィールド。

参照記事:

Vogueのカリスマ編集長が殿堂入り

US版「Vogue」誌のカリスマ編集長で、ドキュメンタリー映画「ファッションが教えてくれること」(原題:The September Issue)にもなったアナ・ウィンター氏が、雑誌編集者の殿堂入りを果たすことが2010年2月22日(月)発表されました。米国雑誌編集者協会が4月に開く、毎年恒例のガラパーティーで授与式が行われます。

ウィンター氏は英国出身で、1988年にUS版「Vogue」の編集長に就任して以来、ファッションとジャーナリズムに対して妥協のない姿勢を貫き、ファッション業界で圧倒的な存在感を誇ることで知られています。

参照記事:
http://news.yahoo.com/s/ap/20100223/ap_on_en_ot/us_fea_fashion_anna_wintour
http://www.vogue.co.jp/lifestyle/news/2009-11/13
http://www.vogue.co.jp/fashion/whoswho/editor/anna-wintour

2010年2月23日火曜日

ショパン生誕200周年で171時間コンサート

ポーランド出身の作曲家フレデリック・ショパンの生誕200周年を記念して、誕生日とされる2つの日をまたいだ171時間のコンサートが2010年2月22日(月)に母国の首都ワルシャワで始まりました。主催は中央スモルナ文化協会。

ショパンの誕生日は、洗礼証明には2010年2月22日と記載されていますが、本人と家族は一貫して3月1日が実際の誕生日だと言っていました。

7日間に渡るコンサートでは250人を超える音楽家や声楽家が登場します。またワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団がショパンに造詣が深いピアニストのエフゲニー・キーシンらを迎えたコンサートを毎日開きます。最終日の3月1日(月)はワルシャワ旧王宮と、ショパン生誕の地ジェラゾラ・ヴォラで開催されます。

ショパンは20歳になった1830年にワルシャワでデビュー・リサイタルを開き成功を収めた後、11月2日にオーストリアのウィーンへ移りましたが、直後にポーランド独立を求めた動乱が起きたため、敵国のオーストリアでは音楽活動ができませんでした。その後パリへ移り1849年10月17日に39歳で亡くなるまで、母国へ戻ることはできませんでした。

参照記事:
http://malaysia.news.yahoo.com/afp/20100223/ten-entertainment-poland-culture-music-c-1dc2b55.html
http://beersmusic.jpn.org/chopin1.html

2010年2月22日月曜日

アビー・ロード・スタジオ売却しない、英EMI

英レコード大手のEMIが2010年2月21日(日)、ビートルズのアルバムのタイトルで有名になったアビー・ロード・スタジオを売却しないとする声明を発表しました。

2009年の中ごろに3千万ポンドを超える額の買収案が提示されたが、所有を維持すべきとの方針から拒否したことを明らかにしています。また、アビー・ロード・スタジオはここ数年赤字が続いていることから再建計画を立て、この計画へ投資する企業を模索しているが、売却先は探していないと断言しました。

同スタジオを巡っては、歴史的建造物の保護を目指した英国のボランティア団体のNational Trustが買収に関心を示した他、作曲家のロイド・ウェーバー氏も買収に意欲的だと報じられ、負債に苦しむEMIが同スタジオを売却するのではないかという憶測が高まっていました。さらにこれを受け、同スタジオが改築されることを危惧した文化財行政機関のEnglish Heritageが、同スタジオを文化遺産に登録するよう政府に要請するまでに発展していました。

EMIはこの不動産を1929年に10万ポンドで購入してスタジオに改造し、ビートルズの実に90%のレコーディングがここで行われました。特に1969年のアルバムのタイトルになったことは有名。

同社の2009年3月期決算は1兆7500億ポンドの赤字。

参照記事:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/8527095.stm
http://www.guardian.co.uk/culture/2010/feb/18/abbey-road-studios-sale

2010年2月21日日曜日

ウッズ謝罪、ゴルフ界は歓迎

タイガー・ウッズ(34)が2010219日(金)、200911月に不倫が発覚して以来初めて、テレビ記者会見で正式に謝罪しました。

ゴルフ界は概ね歓迎しておりスポンサーのNikeは、その直後に「タイガーは謝罪し、彼の立場を明確にしました」「Nikeは彼とその家族を全面的に支持します。彼がゴルフに復帰することを心待ちにしています」とする声明を発表しています。

13分の謝罪は、「私は不誠実でした。私は不倫をして、人をだましました。私のしたことは受け入れられないことです」という率直なもの。ただ復帰はいつになるか分からないとしており、セラピーを45日間受けたものの自分の問題を克服するまでにはまだ時間がかかると説明しています。

親しい友人のマーク・オメラ選手は、普段あまり感情を表に出さないウッズが誠意を込めて話していたと歓迎しました。

米国のスチュワート・シンク選手によると、友人がアルコール中毒のセラピーを受けた際には傷つけた相手の気持ちに入り込んでいく作業が行われたそうで、ウッズ選手も同様のセラピーを受けているのではないかと指摘しています。

イングランドのオリバー・ウィルソン選手は、謝罪を歓迎した後で「正直、他人の人生に世間がここまで介入することが驚きだ」と同情を隠しきれない様子でした。

参照記事:http://www.bbc.co.uk/go/homepage/i/int/sport/worldtop/3/-/news/sport1/hi/golf/8525557.stm